第3回横幹連合総合シンポジウム | 講演要旨

【E】テーマ行動経済学のフロンティア
 金子守(筑波大学)
 竹内あい(早稲田大学)
 船木由喜彦(早稲田大学)
 J.Jude Kline (University of Queensland)

【講演要旨】9月6日(月)13:10-13:40 第7-220室
帰納的ゲーム理論の立場からの囚人の ジレンマゲームの実験的研究

帰納的ゲーム理論の立場から囚人のジレンマに関しての実験研究を行う。被験者の行動を分析し、利得の学習を研究するのが主なテーマである。各被験者には実験前には利得構造を全く知らされず、実験中にゲームをプレイすることによって、徐々に利得を学習していく。また、役割交替のある場合と無い場合の実験を行う。役割交替のない場合、一人の被験者は専ら一方のプレイヤーの立場からゲームを行う。役割交替のある場合、プレイヤー1,2の立場を順繰りにプレイする。以上の実験計画のもとで、利得の学習と行動の変化を分析する。帰納的ゲーム理論からの予測との関連を分析し、そして、帰納的ゲーム理論の理論的発展につなげる。

 
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