第5回横幹連合総合シンポジウム | 講演要旨

【B会場-4】一般セッション(4)
司会:舩橋 誠壽(横幹連合事務局)

11月30日(日)9:00〜10:00 (工学部3号館3階ラウンジ講義室+会議室)

【51】CO2濃度変動に着目した新たな緑地評価指標の提案

<講演要旨>
著者らは、茨城県内10地点にCO2濃度計測システムを配置し、365日の連続観測を実施している。機器の故障や電源の問題等により欠損期間はあるものの、最長地点で7年間に及ぶ膨大な観測データを有している。貴重な環境情報の応用利用として、本論では緑地評価にデータを利用することを試みた。CO2濃度は、植生の影響を強く受ける地域では夜に高く昼に低い、という顕著な傾向を示す。この濃度変動レベルを指標として表現することにより、緑地評価の定量指標として用いられている緑被率(%)を補足する指標として成り立つか否かを検討した結

*桑原 祐史 (茨城大学)
今井 友桂子 (茨城大学)
石井 健太 (茨城大学)

【52】パラダイム移行に不可避な不確実性をふまえて現時点での予測不可能性に関する考察
〜外部要素に依らない内部環境への集中による個体育成と流動型学術体系の適応・調整という中間地点〜


<講演要旨>
基礎研究を含む学術研究の科学的価値がハイインパクトな芽を含めばふくむほど、初期の事前評価の段階でその科学的価値の大きさや可能性を申請者本人も予想することができないという、いかなるどれほど優れた評価システム内にもすべて等しく、そういった評価という営みに付随する不可避な限界が内在している。学術体系のパラダイムの転換が起きた際にはこれまで価値がないとされていた知識が必要となったり、マイナーな日の当たらない領域がメジャーとなり脚光を浴びるようになったりと様々な再編や変化が起こるが、その際に既存の学術体系内の評価で

*鈴木 羽留香 (立命館大学)

【53】オープンデータ・ビックデータを活用した、平常時・非常時の総合ナビゲーションシステムの構想

<講演要旨>
大都市部の激甚災害では、被災者の属性・条件に応じた緊急誘導と、避難所生活の支援および帰宅困難の誘導灯を支援する情報システムが必要であり、それを機能させるには、データおよびシステムの水平的な連携と、都心区や郊外自治体など異なる問題を抱える自治体の需要に応えられるような平時の活用が必要である。こうした機能を実現するには、情報システムと、それを支える社会システムおよびビジネスモデルの構築が必要である。

*天野 徹 (明星大学)
 
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