企業革新研究会(第22回)
2025.9.28
世話人:河合忠彦、平松庸一
木村裕斗、西尾弘一
次の要領で「企業革新研究会」の第22回研究会を開催致しますので是非ともご参加ください。非学会員の方の参加も可能です。
日 時: 2025年10月25日(土)13:30~15:15 (ZOOM開催)
報告者:小林英幸(SBI大学院大学 教授)
テーマ:「中国市場におけるトヨタの動向とサバイバル戦略」
コメンテーター:勝又正人(広州汽車集団 顧問)
司会:西尾弘一 (中央大学経済研究所 客員研究員)
これまでに2回開催してきました「EVウォーズシリーズ」の第3ラウンドして、今月より4回の研究会を開催致します。今回はその第1回として、表記のテーマで研究会を開催いたします。より詳しくは、下記の発表案内をご覧ください。
参加御希望の方は学会のホームページから「10月23日までに」参加登録をしてください。登録者リストを作り、ZOOMミーティングに参加するためのURL、ID/パスワードを「前日に」BCCでお知らせします。
https://iap-jp.org/iasm/event/member/index/230
発表案内
このところEV化は世界的には小休止の様相ですが、新発売車に占めるEV車の比率が40%を超える世界最大市場の中国では熾烈な競争が繰り広げられており、同市場での戦いが自動車各社のEV事業の成否、ひいては会社自体の業績を大きく左右する状況となっています。
企業革新研究会では、このような問題意識のもとに、「日本メーカーのEVウォーズ・サバイバル戦略―中国市場を中心にー」というテーマで4回にわたる研究会を開催致します。
今回は、その第1回として、小林先生にトヨタの同市場での戦略についてお話し頂きます。これまで小林先生には2回にわたってEVウォーズにおけるトヨタの戦略、ポジション等についてお話し頂いており、今回お話を伺うことにより、トヨタの戦略はどのように推移してきたのか、そのパフォーマンスはどのように評価できるか、今後の同社のパフォーマンスはどのようなものと推測されるか、等の点について多くのご示唆、ご教示が得られるものと思います。(なお、小林先生のご発表はいずれもJSMSに掲載されていますので(参考文献ご参照)、事前にそれらをご覧いただくとなお興味深く伺うことができるのではないかと思います。)
コメンテーターの勝又先生は、トヨタ自動車でチーフエンジニア等としてご活躍後、広州汽車集団(中国)の開発部門の広汽研究院で主席技官総師として製品マネジメント全般を統括され、現在は広州汽車集団の顧問をされています。先生は、SDV化における日本メーカーの遅れに早くから警鐘を鳴らしてこられましたが、今回は、小林先生のご講演について
のコメント、およびそれに関連して、中国EV市場での競争の行方、その中でのトヨタはじめ日本メーカーの巻き返しの可能性などについてお話し頂ける予定です。
参考文献
- Hideyuki Kobayashi (2022) “Evaluation of Toyota’s Strategy for BEV in Overtaking Tesla: Based on the Theories of Dynamic Managerial Capabilities and Ordinary Capabilities” JSMS Vol.14, No.1, 49-66
- Hideyuki Kobayashi (2024) “Re-evaluation of Toyota’s Strategy for BEV Based on the Theories of Dynamic Managerial Capabilities and Ordinary Capabilities” JSMS Vol.16, No.1, 35-50
- Tadahiko Kawai (2022) “Evaluation of Toyota’s Strategy for Electric Cars in Counteracting Platformers: Based on the Theories of Dynamic Managerial Capabilities and Platformers” JSMS Vol.14, No.1, 67-
- 河合忠彦(2024)『ダイナミック・マネジリアルケイパビリティの理論』(未公刊ドラフト)
SSI2025 発表募集(CFP: Call for Papers)
計測自動制御学会 システム・情報部門 学術講演会(SSI2025)は,システム・情報に関する基礎理論から工学的実システム,さらには社会経済システム,生命システムなど多様な広がりを持つシステム情報分野の研究発表を募集します.
1. 会場・会期・形式
- 会場: 東北大学青葉山キャンパス(仙台市地下鉄東西線 青葉山駅 直結)
- 会期: 2025年11月12日[水],13日[木],14日[金]
- 形式: オンサイトポスター発表(非発表者はオンラインでの参加も可能)
2. 発表募集(New!)
SSI2025では,未発表の内容だけでなく,当部門の部会主催のシンポジウムや研究会,SICE Annual Conference および他学会主催講演会などで既発表の内容も募集します.発表のカテゴリを以下の2つとします. 既存の部会・調査研究会に所属しない方の研究発表も広く募集します.
- 一般セッション(General Sessions)
システム・情報部門の部会・調査研究会(部会・調査研究会: システム工学,知能工学,自律分散システム,社会システム,コンピューテーショナル・インテリジェンス,境界と関係性を視座とする価値創発指向システム学),またはシステム・情報一般に関連する発表 - スペシャルセッション(Special Sessions)
事前に提案された特定のテーマに関連する発表
2-1.発表・参加形式
現地でのポスター発表を基本とし,審査により選ばれた発表は口頭発表となります(ご自身が発表される日時には現地で参加してください).事情により現地参加できない方のためにオンライン上での非同期型のコミュニケーションシステムを用意しています.現地参加できない場合にご活用ください.
すべての発表者は以下の2点を作成・提出していただきます.また,お申込み時には発表情報として,タイトル,著者,所属,アブストラクト(和文100〜200字,英文50〜100ワード),希望するセッション,キーワード,賞へのエントリーなどを準備していただきます.
- ポスタースライド(1枚のポスター型でも複数枚のスライドからなるものでもよい)
- 発表論文(1~6ページ)
2-2.スペシャルセッションの募集
SSI2025では,スペシャル・セッション(SS)として,特定のテーマに関してまとまった発表・ディスカッションや領域のアピールを行なっていただくことができます.SSの規模としては5件~30件程度を想定しています.なお,クローズドなSSを企画することはできません.発表者には発表申込時に,採択されたSSを含むセッション一覧の中から最もふさわしい一つを選択していただきます.
募集締切は,2025年7月11日[金]です.申し込みは[スペシャルセッション]のページよりお願いいたします.
2-3.重要日程
- スペシャルセッション募集締切: 2025年7月11日[金]
- 申込サイト開設: 2025年8月4日[金]
- 発表申込締切: 2025年8月29日[金]
- 発表論文投稿締切: 2025年9月19日[金]
- ポスタースライド提出締切: 2025年10月3日[金]
日本学術会議公開シンポジウム
『AI 時代における統計科学・データサイエンスの役割と挑戦 —
公平性、信頼性、解釈可能性、AI ガバナンスの観点から』
- 趣旨・目的
- AI 技術が社会や産業に急速に浸透しつつある現代において、統計学やデータサイエンスは、AI システムの設計や運用においてどのような役割を果たし、どのような課題に取り組むべきであろうか。この議論を「公平性」「信頼性」「解釈可能性」「AI ガバナンス」の観点から掘り下げる。また、AI 技術の日常生活への浸透を踏まえて、初等中等教育における統計教育に期待されることは何かを議論する。
- 期日及び場所
- 日時: 令和8年(2026 年)2 月17 日(火)13:00~16:30
会場 : 日本学術会議講堂(東京都港区六本木7-22-34)
(ハイブリッド開催) - 行事等の主催団体、共催団体、後援(協賛等)団体
- 主 催(申請中):日本学術会議数理科学委員会数理統計学分科会、数理科学委員会数学
教育分科会、数理科学委員会数学分科会、情報学委員会情報学教育分科会
共 催(申請中):特定非営利活動法人横断型基幹科学技術研究団体連合、一般社団法人
統計関連学会連合、一般財団法人統計質保証推進協会
後 援(申請中):応用統計学会、一般社団法人情報処理学会、一般社団法人人工知能学
会、一般社団法人日本経済学会、一般社団法人日本計算機統計学会、一般社団
法人日本計量生物学会、日本行動計量学会、一般社団法人日本数学会、一般社
団法人日本統計学会、一般社団法人日本品質管理学会、日本分類学会 - プログラム(企画中)
- 13:00 開会挨拶 青嶋誠(日本学術会議連携会員、筑波大学)
第一部 講演 司会 佐藤忠彦(日本学術会議連携会員、筑波大学)
13:15 機械学習における信頼性(仮)
竹内一郎(名古屋大学大学院工学研究科 機械システム工学専攻 機械知能学 教授、
理化学研究所 革新知能統合研究センター 室長)
13:45 AI ガバナンス、説明性、公平性(仮)
荒井ひろみ(理化学研究所, 革新知能統合研究センター, ユニットリーダー)
14:15 新カリキュラムにおける統計教育(仮)
椿広計(日本学術会議連携会員、情報・システム研究機構データサイエンス共同利用
基盤施設, 副施設長, 統計数理研究所 名誉教授,総合研究大学院大学 参与
(名誉教授), 独立行政法人統計センター 特別参与、筑波大学 名誉教授)休憩(15 分) 14:45 – 15:00
第二部 パネルディスカッション
司会 松井知子(日本学術会議連携会員、統計数理研究所)
15:00 数理統計の観点から(仮)
青嶋誠(日本学術会議連携会員、筑波大学)
15:15 医学統計の観点から (仮)
松山裕(東京大学)
15:30 統計科学全般の観点から(仮)
荒木由布子(日本学術会議連携会員、東北大学)
15:45 総合討論
16:25 閉会挨拶 西郷浩(日本学術会議連携会員、早稲田大学) - 一般参加の可否
- 一般参加可、参加費無料
- 問い合わせ
- 日本学術会議数理統計学分科会幹事 南美穂子 mminami@math.keio.ac.jp
佐藤忠彦 sato@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp
オペレーションズ・リサーチの研究および応用を促進し、オペレーションズ・リサーチの進歩と発展を通じて、文化と産業の発展に寄与するため