企業革新研究会(2025年 第4回)

日時:
2025年5月29日 @ 6:30 PM – 8:15 PM
2025-05-29T18:30:00+09:00
2025-05-29T20:15:00+09:00
場所:
ZOOM 開催
お問い合わせ:
国際戦略経営研究学会

2025.4.30
世話人:河合忠彦、西尾弘一
アドバイザー:平松庸一、木村裕斗

次の要領で「企業革新研究会」の第18回研究会を開催致しますので是非ともご参加ください。非学会員の方の参加も可能です。

日 時: 2025年5月29日(木)18:30~20:15 (ZOOM開催)
テーマ:「人的資源管理論の新潮流ーこれからの研究と実務の視点からの論点整理」
報告者:薄上二郎(青山学院大学経営学部教授)

コメンテーター:絹村信俊(三重大学人文学部准教授)
        西尾弘一(中央大学経済研究所客員研究員)
司会:木村 裕斗(東洋大学経営学部准教授)

本研究会は今月より、本年2つ目のシリーズとして、戦略的人的資源管理に関する4回の研究会を開催いたします。その趣旨については下記の「SHRMシリーズの狙い」をご参照頂きたいと思います。今回はその第1回で、そのような研究シリーズのスタートへの問題提起として、表記のテーマで薄上先生にお話し頂きます。
参加御希望の方は学会のホームページから「5月27日までに」参加登録をしてください。登録者リストを作り、ZOOMミーティングに参加するためのURL、ID/パスワードを「前日に」BCCでお知らせします。
https://iap-jp.org/iasm/event/member/index/222

参考文献
柿沼英樹. (2023). タレントマネジメントと戦略的人的資源管理の言説空間の可視化: 計量書誌学的手法による異同の検討. 組織科学, 57(1), 66-79.
竹内倫和. (2024). 人的資源管理と組織及び個人成果との関係についての理論と実証. 日本労働研究雑誌, 66(4), 38-43.
竹内規彦. (2023). 持続可能性パラダイムにおける人的資源管理と人的資本: ミクロの視点からみた課題と展望. 組織科学, 57(1), 39-50.
竹田次郎. (2021). 米国流戦略的人的資源管理論 (SHRM) の批判的検証と日本への示唆. 社会政策, 12(3), 105-116.
砂原健一, 千葉純平, & 西村孝史. (2024). 戦略的人的資源管理研究と人的資本経営: 論点整理と今後の研究課題. 経済経営研究, 6, 17-40.

SHRMシリーズの狙い
 本研究会では、これまで、「日本企業の“創造性/革新性の欠如”と“現場力の低下”の“並存”の原因とその克服の方策はいかなるものか」、「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント」などを統一テーマとした研究会を開催してきました。そこから、日本企業の革新による競争力の強化、それによる日本経済の復活のためには、戦略と適合的な人的資源や組織の形成・運用が必要ではないかという共通認識が、我々の研究会では形成されつつあります。
ところが、それに直接役立ち得る理論は見当たらず、それにもっとも近そうな戦略的人的資源管理論(SHRM論)を批判的に検討したいと考えるようになりました。現在のところ、人的資源関連の研究者間におけるHRMへの戦略的接近への評価は、必ずしも芳しくないと思われます。
そこで本研究会は、そのような理論の展開の可能性を見出すべく、「戦略と適合的な人的資源や組織の形成・運用」についてのシリーズを(当面簡略化のために「SHRM論シリーズ」として)立ち上げることとしました。本年度はその第一歩として、そもそもそのような可能性があるのかということの検討を行います。4回の研究会を開催致しますので、多くの方々のご出席をお願い致します。