第21回 企業革新研究会 2025年度 第7回
企業革新研究会(第21回)
2025.8.15
世話人:河合忠彦、平松庸一
木村裕斗、西尾弘一
次の要領で「企業革新研究会」の第21回研究会を開催致しますので是非ともご参加ください。非学会員の方の参加も可能です。
日 時: 2025年9月15日(月) 18:30~20:15 (ZOOM開催)
報告者:河合忠彦(筑波大学)
テーマ:「既存SHRM論を超える新SHRM論の可能性」
コメンテータ:
平松庸一(日本大学商学部 教授)
林 恭子(グロービス経営大学院 教授)
木村裕斗(東洋大学経営学部 准教授)
司会:西尾弘一(中央大学経済研究所 客員研究員)
今回は、これまで3回にわたって開催してきました「SHRM論シリーズ」の最終回として、表記のテーマで研究会を開催いたします。より詳しくは、下記の発表趣旨をご覧ください。
参加御希望の方は学会のホームページから「9月13日までに」参加登録をしてください。登録者リストを作り、ZOOMミーティングに参加するためのURL、ID/パスワードを「前日に」BCCでお知らせします。
https://iap-jp.org/iasm/event/member/index/229
発表趣旨
本研究会では、2023-2024年に「日本企業の“創造性/革新性の欠如”と“現場力の低下”の“並存”の原因とその克服の方策はいかなるものか」、「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント」などを統一テーマとする研究」会を開催した結果、「日本企業の革新による競争力の強化とそれによる日本経済の復活のためには戦略と適合的な人的資源や組織の形成・運用が必要だが、既存の戦略的人的資源管理論(SHRM論)はその要請に応えていないのではないか」として、本年は、それに代わる“新SHRM論”の可能性を探るべく「戦略と適合的な人的資源や組織の形成・運用」についてのシリーズを立ち上げて研究会を開催してきました。
そしてその結果、発表者(河合)は、本年の木村先生と平松先生、および昨年の多様性シリーズでの林先生のお考え等を中心に考察すれば、既存のSHRM論を超える、より一般的でダイナミックな“新戦略的(組織・)人的資源論”を構築できるのではないかと考えるに至りました。今回は、その考えについてご議論、ご批判頂き、本研究会、学会レベルでの新SHRM論の構築への第1歩となることを期待しています。
参考文献
竹田次郎. (2021). 米国流戦略的人的資源管理論 (SHRM) の批判的検証と日本への示唆. 社会政策, 12(3), 105-116.
守島基博(2010)「社会科学としての人材マネジメント論へ向けて」『日本労働研究雑誌』No.600.
Kawai, T. (2018). Proposing a theory of dynamic managerial capabilities—For coping with the era of IoT. Journal of Strategic Management Studies, 10(1), 35-52.
Kawai, T. (2025). Causes of Decline in On-Site Capabilities and Creativity of Japanese Companies—A Tentative Analysis Using the Dynamic Managerial Capabilities Approach and Multi-Model Analysis—. Journal of Strategic Management Studies, 16(2), 101-112.
Kimura, T. (2024). Causes and Prescription for Lack of Creativity in Japanese Firms: A Group Creativity Approach. Journal of Strategic Management Studies, 15(2), 35-46.